【日記】自己研鑽は大切。でも、業務に必要な研修は勤務時間内で。
医療や介護の世界には、昔から「自己研鑽」という文化があります。
自分の意思で学び、自分を高める。
知識や技術を磨くために、研修へ参加したり、学会へ行ったり、論文を読んだりする。
私は、この考え方はとても大切だと思っています。
私自身も、理学療法士として働いていた頃は、自己研鑽を大切にしてきました。
仕事が終わった後に勉強会へ参加したり、休日に研修へ行ったり。
院長先生と一緒に、夜遅くまで学会発表の準備をしたことも何度もあります。
当時は、それを残業だとは思っていませんでした。
「もっと成長したい。」
その気持ちで学んでいましたし、私にとっては苦痛ではなく、むしろ楽しい時間でした。
だからこそ、今の自分があると思っています。
ただ、そのやり方を全員に求めることはできません。
私は、多い年には年間70~80回以上、研修や勉強会に参加していました。
今振り返っても、そこまでやる人は決して多くないと思います。
一部にはいるかもしれませんが、それを全員の基準にはできません。
そして、時代も変わりました。
私が社会人になった頃は、「働き方改革」という言葉もありませんでしたし、
「ワークライフバランス」という考え方も今ほど一般的ではありませんでした。
勤務時間外に勉強することが、ごく当たり前という感覚もありました。
しかし、今は違います。
自己研鑽は、個人が自分を高めるためのものです。
一方で、業務に必要な研修は、組織が責任を持って提供するものです。
だから今は、職員全員に受けてもらいたい研修は、勤務時間内に実施するべきだと考えています。
例えば、
・法令で定められた必須研修
・会社として身につけてほしい知識や技術
・リーダー育成のための研修
こうしたものは、組織が責任を持って勤務時間内に実施する。
そして、全員が学べる環境を整える。
これが人材育成の基本だと思います。
一方で、勤務時間外に自己研鑽や交流の機会を設けることも、とても良いことです。
ただし、それは完全に自由参加です。
自分の意思で学びたい人が参加する場であり、組織が強制するものではありません。
自己研鑽は大切です。
でも、それと組織として必要な研修は分けて考える。
時代が変わった今だからこそ、自己研鑽と、組織として必要な研修は、
それぞれの役割を明確にして取り組むことが大切だと思っています。
