【コラムPTOT1】節前線維・節後線維
PT(理学療法士)・OT(作業療法士)学生の勉強に役立つ情報をお送りします。
国家試験の勉強は、ただ問題を解くだけではなく、
選択肢を1つ1つしっかりと理解し、暗記することが重要です。
実際の国試問題の選択肢について解説していきます。
■ 国家試験 PT・OT共通
45P61 より
× 節後性交感神経線維は有髄線維である
(解説)
■ まず前提:自律神経とは?
自律神経とは、自分の意思とは関係なく、体の働きを調整している神経です。
例えば、
・心臓を動かす
・呼吸を調整する
・消化を進める
といった働きをコントロールしています。
■ 自律神経の種類
自律神経は大きく2つに分かれます。
・交感神経(活動・緊張のときに働く)
・副交感神経(休息・回復のときに働く)
■ 自律神経の特徴
ここが今回の問題のポイントです。
自律神経は、神経が途中でバトンタッチしています。
■ どこでバトンタッチする?
神経節(ganglion)です。
神経節とは、
・神経の中継地点(乗り換え場所)
・神経細胞の本体(細胞体)が集まっている場所
を指します。
■ だから神経は2本に分かれる
自律神経は1本ではなく、2本構造です。
・節前線維(前半)
・節後線維(後半)
■ イメージで理解
中枢(脳・脊髄)
↓(節前線維)
神経節(乗り換え)
↓(節後線維)
臓器
神経は途中で乗り換えています。
■ ここが国家試験のポイント
節前線維は有髄(速い)
節後線維は無髄(遅い)
■ だからこの問題はこう考える
「節後性交感神経線維は有髄線維である」
節後線維は無髄なので、
誤り(×)となります。
■ さらに整理すると
・交感神経:節前が短い/節後が長い
・副交感神経:節前が長い/節後が短い
この関係まで押さえておくと、応用問題でも迷いません。
■ まとめ(ここだけ覚える)
自律神経は2本構造
節前=有髄、節後=無髄
■ 学習のポイント
勉強は、「理解」した上で、「暗記」です。
ここまでを理解したら、
節前=有髄(速い)
節後=無髄(遅い)
と、ノートに書いてください。
次の日もそのノートを見直し、
また分からなくなったら、ここを見直してください。
上記の内容が、秒で出てくるように(想起できるように)なれば、
問題で間違えることはなくなります。
「なんとなく」ではなく、
「構造で理解する」ことで、得点が安定します。
