【コラムPTOT2】シュワン細胞、有髄神経、無髄神経
PT(理学療法士)・OT(作業療法士)学生の勉強に役立つ情報をお送りします。
国家試験の勉強は、ただ問題を解くだけではなく、
選択肢を1つ1つしっかりと理解することが重要です。
実際の国試問題の選択肢について解説していきます。
■ 国家試験 PT・OT共通
45P61 より
○ 無髄神経線維はSchwann細胞に覆われている
(解説)
■ まずここで迷いやすいポイント
「無髄神経=Schwann細胞がない」
と考えてしまう学生が非常に多いですが、
これは誤りです。
■ 正しい理解
有髄神経も無髄神経も、どちらにもSchwann細胞は存在します。
ただし、両者の違いは「髄鞘(ミエリン鞘)」の有無です。
・有髄神経:Schwann細胞が軸索に何重にも巻きつき、髄鞘を形成する
・無髄神経:Schwann細胞は存在するが、巻きつかず、髄鞘を形成しない
■ 有髄神経の場合
・Schwann細胞が軸索に何重にも巻きつく
・髄鞘(ミエリン鞘)を形成する
・電気が速く伝わる(跳躍伝導)
■ 無髄神経の場合
・Schwann細胞は存在する
・しかし巻きつかない(髄鞘を作らない)
・軸索の周囲を軽く包むだけ
■ イメージで理解
・有髄神経:ぐるぐる巻き(しっかり絶縁)
・無髄神経:軽く包むだけ
■ なぜこの違いが大事?
この違いが、
・伝導速度(速い/遅い)
・神経の分類(A群/C群)
につながります。
■ よくある間違い
× 無髄神経はSchwann細胞がない
○ 無髄神経もSchwann細胞に覆われている(ただし髄鞘はない)
■ まとめ(ここだけ覚える)
有髄神経も無髄神経もSchwann細胞はある
ただし、髄鞘(ミエリン鞘)は
無髄神経にはなく、有髄神経にある
■ 整理(試験対策)
① Schwann細胞
有髄神経:あり
無髄神経:あり
② 髄鞘(ミエリン鞘)
有髄神経:あり
無髄神経:なし
③ ランヴィエ絞輪
有髄神経:あり
無髄神経:なし
