お知らせ

【コラムPTOT4】運動神経、大径、有髄

【コラムPTOT4】運動神経、大径、有髄

2026.05.01

PT(理学療法士)・OT(作業療法士)学生の勉強に役立つ情報をお送りします。  

国家試験の勉強は、ただ問題を解くだけではなく、選択肢を1つ1つしっかり理解し、暗記することが重要です。  

今回は、関連する2つの選択肢をまとめて整理します。

 

■ 国家試験 PT・OT共通  

45P61 より

× 2.大径の運動神経線維は無髄線維である。  

× 4.有髄線維は直径が大きいほど伝導速度が遅い。

この2つは、どちらも「神経伝導速度」の理解で解けます。

 

■ まず結論

大径の神経線維ほど伝導速度は速い。  

そして運動神経線維の多くは有髄線維です。

したがって、

選択肢2  

「大径の運動神経線維は無髄線維である」  

→ 誤り

選択肢4  

「有髄線維は直径が大きいほど伝導速度が遅い」  

→ 誤り

となります。

 

■ なぜ太い神経ほど速いのか?

神経の中を電気信号が進むとき、細い線維より太い線維のほうが内部抵抗が小さくなります。

イメージすると、

細い道 → 渋滞しやすい  

太い道 → 流れやすい

そのため、太い神経線維ほど電気信号が速く伝わります。

 

■ 有髄神経はさらに速い

有髄神経には髄鞘(ミエリン鞘)があり、電気が漏れにくくなっています。

さらに、ランヴィエ絞輪から絞輪へ飛びながら進む

跳躍伝導

が起こるため、非常に速く伝導できます。

つまり、

細い無髄神経 < 太い無髄神経 < 細い有髄神経 < 太い有髄神経

のイメージです。

 

■ 運動神経はどうか?

骨格筋を動かす運動神経(α運動ニューロン)は、

・太い  

・有髄  

・伝導速度が速い

という特徴があります。

筋肉を素早く正確に動かす必要があるためです。

 

■ この問題はこう考える

【選択肢2】

「大径の運動神経線維は無髄線維である」

大径+運動神経  

→ むしろ有髄で速い神経

よって誤り。

【選択肢4】

「有髄線維は直径が大きいほど伝導速度が遅い」

直径が大きいほど速い。

よって誤り。

 

■ まとめ(ここだけ覚える)

・太い神経ほど速い  

・有髄神経は速い  

・運動神経は太くて有髄  

これが瞬時に出れば、類似問題で迷いません。

 

コラムPTOT1

 

▶コラムPTOT2

 

▶コラムPTOT3

 

▶PT・OT国試対策 個別学習サポートはこちら