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【コラムPTOT27】教科書・参考書を書き写しても、成績は伸びません

【コラムPTOT27】教科書・参考書を書き写しても、成績は伸びません

2026.07.10

学生さんのノートを見せてもらうと、とても詳しく書かれていることがあります。

一見すると、勉強しているように見えます。

しかし、よく見ると、教科書や参考書の内容が、そのまま書き写されているだけ、ということも少なくありません。

 

そこで質問してみます。

「糖尿病って、どんな病気?」

「なぜ腎不全ではカリウムが高くなるの?」

「クレアチニンって何?」

 

すると、基本的なことが説明できない。

これは決して珍しいことではありません。

 

なぜ、このようなことが起こるのでしょうか。

 

それは、「書くこと」が目的になってしまっているからです。

 

勉強の目的は、ノートを完成させることではありません。

知識を理解し、整理し、定着させることです。

 

例えば、教科書や参考書をそのままノートに写す。

確かに時間はかかります。

頑張ったという達成感もあります。

「勉強した」という気持ちにもなるでしょう。

 

でも、書き終えたあとに、

「結局、このページで一番大事なことは何?」

と聞かれて答えられなければ、その勉強は十分とは言えません。

 

私は学生さんを指導するとき、問題を解いた後に解説を行い、「本当に重要なポイントだけ」をノートに書いてもらいます。

 

そして、

「一人で勉強するときも、同じようにやってください。」

と伝えています。

 

最初は多くの学生さんが苦労します。

「何がポイントなのか分かりません。」

という声もよく聞きます。

 

でも、それこそが勉強なのです。

 

教科書は知識を教えてくれます。

しかし、「何が重要なのか」を考え、整理する作業は、自分でしかできません。

 

国家試験で合格する人は、教科書を丸暗記した人ではありません。

重要な知識を整理し、理解し、それを説明できるようになった人です。

 

だから私は、ノートを書くこと自体を否定しているわけではありません。

むしろ、ノートはとても大切だと思っています。

ただし、そのノートが「教科書や参考書のコピー」になっていないか。

「自分の頭を整理するためのノート」になっているか。

そこが大きな違いです。

 

ノートは、先生や親に見せるためのものでも、誰かに評価してもらうためのものでもありません。

未来の自分が見返したときに、

「ああ、ここがポイントだったな。」

と思い出せるノートこそ、本当に価値のあるノートです。

 

時間をかけてノートを完成させることよりも、

「今日は、この一つが理解できた。」

そう言える勉強を積み重ねていきましょう。

 

その積み重ねが、国家試験の合格につながり、さらに臨床で患者さんを支える力にもつながっていくと、私は考えています。

 

徳山オフィスでは、PT・OT学生を対象に、国家試験対策や定期試験対策だけでなく、「勉強のやり方」そのものもサポートしています。

 

「頑張っているのに結果が出ない。」

「勉強法を見直したい。」

そんな方は、お気軽にご相談ください。