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【コラムPTOT28】「調べる力」が大切

【コラムPTOT28】「調べる力」が大切

2026.07.12

勉強が苦手な学生さんを見ていて、共通して感じることがあります。

それは、とにかく調べないことです。

 

授業プリントを解いていて分からないところがあっても、そのまま。

先輩からもらったプリントの答えを見ても、そのまま。

私が説明しても、聞いただけで終わってしまう。

これでは、なかなか知識は定着しません。

 

私は学生さんと勉強するとき、分からないことや少しでも気になることがあれば、その場ですぐに調べます。

教科書、問題集、グーグル、そして生成AI。

今は、調べる手段がたくさんあります。

 

例えば、学校のプリントや先輩からもらった資料に答えが書いてあっても、「本当に合っているのかな?」と思ったら、必ず教科書や参考書で確認します。

実際に、先輩がまとめたプリントや資料の中には、間違っているものや説明が不十分なものもあります。

市販の問題集でさえ、間違っていることがあります。

 

だから私は、「書いてあるから正しい」とは考えません。

自分で確認して、納得する。

この作業をとても大切にしています。

 

一方で、成績が伸び悩む学生さんは、「先生が言ったから」「先輩のプリントに書いてあるから」と、そのまま受け入れてしまうことが少なくありません。

でも、もしそれが間違っていたらどうなるでしょうか。

先生だって人間ですから、間違えることもあります。

だからこそ、「自分で確かめる」という姿勢が必要なのです。

 

私は、勉強とは答えをもらうことではなく、答えにたどり着く過程だと思っています。

 

教科書を開く。

参考書を見る。

複数の資料を見比べる。

そうやって自分で手を動かして調べた時間は、そのまま自分の力になります。

逆に、与えてもらっただけの知識は、驚くほど簡単に忘れてしまいます。

 

鳥のひなが口を開けて親鳥からエサをもらうように、「答えだけください」という勉強では、学力は育ちません。

 

もう一つ気になるのは、「他人や環境のせい」にしてしまうことです。

 

「教科書が分かりにくい。」

「授業プリントが見にくい。」

「学校の先生の説明が分からない。」

「プリントの問題が多すぎる。」

「先輩からもらったプリントの答えが怪しい。」

 

もちろん、そう感じることはあるでしょう。

でも、私はいつも思います。

「だから、何?」

「そして、どうするの?」

 

教科書が分かりにくいなら、自分で調べればいい。

プリントが見にくいなら、自分で整理すればいい。

答えが怪しいなら、自分で確認すればいい。

それが勉強です。

 

勉強とは、「自分で分からないことを解決する力」を身につけることでもあります。

 

高校生の頃、英単語が分からなければ辞書を引きませんでしたか?

あの習慣と同じです。

分からない。

だから調べる。

この繰り返しが、「調べる力」を育てます。

 

そして、その力は国家試験だけでなく、理学療法士・作業療法士になってからも必要になります。

新しい疾患や治療法、ガイドラインを学び続けるためには、「自分で調べる力」が欠かせません。

つまり、「調べる力」は、一生使える力なのです。

 

もし今、「なかなか成績が伸びない」と感じているなら、一度、自分に問いかけてみてください。

 

「今日は、自分で何回調べましたか?」

 

その回数が増えるほど、あなたの知識は確実に深くなっていきます。